ペナン島(Pulau Pinang)
ペナン島は、マレー半島の北西のペナン州にある島です。
「Pulau Pinang(プラウ・ピナン)」とは、「檳榔樹 Pinang の島 Pulau」を意味するそうです。
檳榔樹(びんろうじゅ)とは、アジア諸国でよく見かける、あの口が真っ赤になる「びんろう」の木です。
ペナン島は、マラッカ海峡に位置し、古くから東西貿易の中継地として栄えた島で、全長13.5kmのかつて東洋屈指と言われたペナン第1大橋と2014年に新たに開通したペナン第2大橋(全長24Km)で対岸のマレー半島と結ばれています。
※ペナン第2大橋は、2014年3月2日に開通しましたが、開通わずか30分後に第一号となる交通事故(バイク同士の軽い事故)が発生するという、何ともアジアらしい苦笑エピソードを持ちます。(笑)
マレー半島からは、この2つのペナン大橋の他、フェリーで行くこともでき、クアラルンプールからは、国内線で1時間ほどのフライトでペナン島内にあるペナン空港に着きます。
今回は、クアラルンプール国際空港からではなく、スバン空港からFire Flyを利用して行ったのですが、プロペラ機でした。
≪ペナン空港≫
ペナンは、かつてイギリスに騙し取られたという苦い歴史があり、「プリンス・オブ・ウェールズ島」と呼ばれた時代があります。
しかし、その時代にシンガポール、マラッカとともに「海峡植民地」の一角として栄え、イギリス、マレー、中国、インドの文化が交じり合い、コロニアル様式の建物が多く立ち並ぶ街並みを持つジョージタウンは、、マラッカ海峡の歴史的都市群として、2008年7月にマラッカとともに世界遺産に登録されました。
「東洋の真珠(The Pearl of The Orient)」や「インド洋のエメラルド」と呼ばれ、アジアを代表するリゾートでもあり、世界遺産のジョージタウンの他、ビーチリゾートやゴルフを目当てに多くの観光客が訪れます。
ペナン州は、このペナン島と対岸のマレー半島部分のスブランプライで構成され、人口は約150万人、そのうちペナン島に約70万人がおり、世界遺産となっているジョージタウンに約30万人が集中しています。
マレーシアの州の中では、セランゴール州とジョホール州に次ぐ第三位の経済都市であり、ハイテク電子機器工業化が進められ、外資系電気・電子メーカーが多く集積しています。
ジョージタウンの街並み
ペナン島の中心地ジョージタウンは、小さな町ですが、歩いているだけでマレー、中国、インドなどの文化を楽しむことができます。
「コムタ(Komtar)」という複合ビルは、ジョージタウンでのランドマーク的存在です。
地上65階建のこのタワーはペナン島で最も高い建物であり、町中のいたる所から見えるため、方向を確認する際の目印としても重宝します。
トウモロコシっぽい形から「コーンビル(Corn building)」とも呼ばれるそうです。
コムタには、展望フロアがあり、ジョージタウン市内が一望できるようです。
コムタに隣接する大きなショッピングモール「プランギンモール(Prangin Mall)」
色々な文化の建物
ペナンの警察署、どことなくオシャレな感じです。↓↓↓
壁画がたくさん
ジョージタウンは、歴史的な街並みだけでなく、アートの街としても知られています。
街中の壁のいたるところに大きく絵が描かれています。
何でもない、駐車場の両脇に大きな壁画が。
カフェの建物にもオシャレな壁画
ジョージタウンにあるチェンドルの有名店「Penang Road Famous Teochew Chendul」の壁画。
チェンドルとは、かき氷にココナッツミルクをかけ、その上に緑色に着色された米粉で作られたゼリー状の麺に小豆などをトッピングしたデザートです。
この「Teochew Chendul」は、1936年創業で、現在ではマレーシア内に20店以上展開しています。
今回は、仕事でペナンに行ったので、あまり有名な風景の場所をめぐることはできませんでしたが、それでもただ歩いているだけで異国情緒あふれる街並みは楽しむことができます。
また観光に言ったらアップデートしたいと思います!
マラッカ海峡の歴史的都市群として、2008年にジョージタウンと共に世界遺産に登録されたにマラッカの記事もぜひお読み下さい!