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マラッカ(Melaka)
マラッカは、マレー半島西海岸南部に位置する港湾都市であり、マラッカ州の州都です。
東西交易の要衝マラッカ海峡に面しているという立地から、古くから交易で栄えた街です。
ムラカとも呼ばれます。
15世紀にマラッカ王国が建国され、明との交易により中国文化が流入したことで独自のプラナカン文化が形成されました。
その後、ポルトガル、オランダ、イギリスとヨーロッパの国々に300年以上に渡り支配されていたことで、プラナカン文化とヨーロッパの文化が入り混じった、独特な文化が形成されました。
この独特な雰囲気を持つ街並みは、マラッカ海峡の歴史的都市群として、2008年7月にペナン島のジョージタウンと共に世界文化遺産に登録されました。
そんなマラッカには、クアラルンプールからは南東に位置し、車で2時間ほどで行くことができます。
オランダ広場
マラッカのと言えば、有名なのがオランダ広場。
噴水を中心にオランダ統治時代の教会や時計台など、ピンク色の建物が立ち並ぶ広場は、マラッカのランドマークとなっています。マラッカ観光のスタート地点でもあります。
そして、マラッカ名物の「トライショー」と呼ばれる三輪車タクシーもこの広場にたくさん待機しています!
広場近くにある出店にスイカジュースが売ってるんですが、これは美味しいです!
小ぶりのスイカに穴をあけて、中の果肉をハンドミキサーでクラッシュさせて作るんですが、暑い中歩き回って喉が渇いた時に飲むと本当にサイコーです。
スイカジュースの作り方。見てて面白いです。^^
セントポール教会(St. Paul’s Church)
ポルトガル領であった頃に建てられたセントポール教会。
日本史でもお馴染みのフランシスコ・ザビエルの遺体が一時保管されていた場所とのことで、右手が欠けたザビエル象があります。
フランシスコ・ザビエルは、ここマラッカで薩摩出身のヤジロウ(アンジロウ)と出逢い、日本にキリスト教の布教にやってきました。
セントポール教会のあるセントポールの丘からは、マラッカの街を一望することができます。
写真は、あまり天気が良くなくて微妙ですが、晴れている日や夜に見ればきっと素晴らしい眺めでしょう。
セントフランシスザビエル教会( St. Francis Xavier’s Church)
フランシスコ・ザビエルの功績を讃えて1849年に建てられたゴシック建築の教会。
オランダ広場近くの駐車場に止められない時は、この教会の前にある駐車場に止めると比較的空いているかもしれません。
マラッカ川の歩道
オランダ広場のすぐ横にあるマラッカ川には川岸の歩道があり、散歩することができます。
歩道沿いには、オシャレなカフェがあり、ここでランチもできます。
マラッカリバー・クルージングが人気で、ひっきりなしに船が行き来します。
私は、昼間の時間に行ったので残念ながらその雰囲気を見ることはできませんでしたが、マラッカ海峡に沈む夕日や、ライトアップされた街並みを見ることができるサンセットの時間や夜もおススメのようです。
ジョンカーストリート
マラッカ川にかかる橋を渡ると、この街のメインストリートである「ジョンカーストリート」があります。
レストラン、カフェ、お土産屋などがたくさん立ち並びます。
土曜の夜はナイトマーケットが開催され、通りは歩行者天国となり、所せましと出店が立ち並び、雰囲気も一変し大賑わいになります。
水上モスク「Masjid Selat Melaka」
人口島の建っているモスクは、まるで海に浮かんでいるように見えることから「水上モスク」と呼ばれています。
サンセットを見ようと日の入りに合わせて行ったのですが、残念ながらこの日は曇り。きれいな夕日を見ることは叶いませんでした。
真っ暗な中、緑色のライトに照らされた水上モスクは幻想的でした。
オランダ広場からは少し距離がありますが、車を走らせて、サンセット&幻想的な水上モスクを見に行くのもおススメです!
マラッカ海峡の歴史的都市群として、2008年にマラッカと共に世界文化遺産に登録されたペナン島のジョージタウンの記事もぜひお読みください!