マレーシアのビジネス環境

マレーシアのビジネス環境

マレーシアは、シンガポールと並んで「東南アジアの優等生」として発展を続けており、GDP成長率はここ数年5~6%前後で推移しています。人口も増加傾向にあり、ボリュームゾーンは25‐29歳となっています。

マレーシアは、電気やガス、水道、インターネット、交通などのビジネスに欠かせないインフラが充実し、世界銀行のビジネス環境調査「Doing Business 2018」によるとマレーシアは日本(34位)よりも上位の24位に位置し、ビジネス環境が整備された国としての評価も高く、日本の中小企業も進出しやすい国です。
(「Doing Business 2019」では、マレーシアは15位にランクアップしています。日本は39位にランクダウン。 追記2018年12月24日)

「Doing Business」とは、世界銀行から毎年発表される事業活動規制等に関わる10の分野のそれぞれをスコアリングしてランキングしたデータ。(対象国は190ヶ国)
【評価される10項目】1.法人設立(Starting a business)、2.建築許可(Dealing with construction permits)、3.電力事情(Getting electricity)、4.不動産登記(Registering property)、5.与信(Getting credit)、6.少数投資家保護(Protecting minority investors)、7.納税(Paying taxes)、8.貿易(Trading across borders)、9.契約執行(Enforcing contracts)、10.破たん処理(Resolving insolvency)

「Doing Business 2019」のマレーシアの評価は、建築許可(3位)、電力事情(4位)、少数投資家保護(2位)の3つの項目が特に評価が高い。

さらに、日本とは違い人口が増加傾向にあり、消費意欲も高く、消費市場として魅力的な国の一つとなっています。

また、親日という点は、日本の企業が進出する上では、大きなメリットになるでしょう。
記憶に新しい中国の反日運動による日系企業の被害を考えれば、国民感情というのは、事業を行う上でも大きな要素となります。

マレーシアの投資関連コスト

マレーシアは「中進国(発展途上国よりも所得が多く、先進国よりは所得が少ない国)」と言われ、ASEANの中では一歩抜きん出ており、所得水準は先進国に近づいてきています。
そういった意味では、マレーシアは、安い労働力を求めて製造業が生産拠点として進出する先としては、適当ではない状況になっていますが、人件費以外の投資関連コストに目を向けてみると、マレーシアは、ASEAN諸国と比較しても安い傾向にあることが分ります。

特に、業務用電気料金、レギュラーガソリン、事務所家賃のコスト水準を見てみると、ASEANの中でも注目度の高いタイ、フィリピン、インドネシア、ベトナムと比較しても最も低いコスト水準にあります。

(参考:JETRO 2017年度 アジア・オセアニア投資関連コスト比較調査)

マレーシアに進出するメリット

その他にもマレーシアに進出するメリットとしては、下記のようなことが挙げられます。

  • 英語が通じる
  • 治安が良い
  • 政治が安定している
  • 自然災害が少ない(台風がない、地震が少ない)
  • 物価が日本に比べて安い。
  • アジアのハブというポジション
  • 他の東南アジアに進出しやすい

事業を行う上で、言葉の問題は重要ですが、英語が普通に通じる国であるということは大きなポイントになります。

東南アジアには、タイやフィリピン、ベトナムなど注目される国が他にも多くありますが、普通に英語が使える国は、マレーシア、シンガポール、フィリピンです。

日本も英語が通じない国の一つですが、学校で少なからず習ってきているので、知っている単語があるだけでも全然違いますよね。
例えば、タイ語などは、勉強していなければ文字すら読めません。

英語が通じて日本人に優しいということで、「はじめての東南アジア進出」的な感じで、マレーシアで東南アジアという環境を経験し、多民族国家の中で様々な文化や価値観を知った上で、他の東南アジアに出ていくという考えもありかもしれません。

特にマレーシアは、イスラム教の国なので、今注目されているムスリム対応の足掛かりにも良いです。

また地理的な面においても、マレーシアは、東南アジアの真ん中辺りに位置し、お隣の国には、シンガポール、フィリピン、タイ、インドネシア、ブルネイがあり、移動時間も2時間程度で行けるところが多く、地理的にも良い位置であると言えるのではないでしょうか。

経済のグローバル化が一層進み、中小企業の海外進出も益々増えてきています。
その中でもアジアは進出先として最も注目されていますが、一言でアジアと言っても非常に広く、東南アジアだけでも11ヶ国あります。

シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマー、ブルネイ、東ティモール
※東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国は東ティモールを除く10ヶ国です。

言葉、文化、政治など各国さまざまであり、その情報も十分ではありません。

中小企業には、アジア進出に興味があるものの、なかなか本格的な準備に取り掛かることができていないという会社が多くあります。
その理由は、人材面、経済面による課題もありますが、情報不足というのが実は大きな理由ではないかと思います。

ネットがこれだけ発展し、情報が溢れ返っていますが、信用性の高い情報、自社に必要な情報を的確に得ることはそう簡単ではありません。

本サイト、「マレーシア情報館」では、ネットや書籍での情報では得られない現地の状況や経験談などをなるべくシェアしてまいりますが、やはり現場に行って見聞を深めることが重要となるでしょう。

マレーシア進出に興味があって、現地を見に行きたい!という方は、ご連絡いただければ、視察のお手伝いや現地法人の設立、会計事務所やコンサルティング会社のご紹介もさせて頂きます。

お問い合わせはこちらからお願いします。

 

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Shintaro Akanauma

Shintaro Akanaumaアクティス株式会社 代表取締役

投稿者プロフィール

日本で経営コンサルティング会社を経営しており、中小企業のマレーシア進出支援にも力を入れています。
家族はマレーシア、クアラルンプール近郊に在住しており、私も毎月マレーシアと日本を行き来していますので、その中で得た生の情報をお届けいたします!

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